外為サマリー:持ち高調整の動きなどから150円40銭台に伸び悩む


 1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=150円47銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円10銭程度のドル高・円安となっている。

 日銀の植田和男総裁が前日夕の記者会見で追加利上げを急がない姿勢を示したほか、同日発表の米経済指標でインフレ圧力の根強さが示されたことなどを背景に、ニューヨーク市場でドル高・円安が進んだ流れを引き継いだ。この日の東京市場でも日米の金利差が当面維持されるとの見方からドル買い・円売りが入りやすく、午前10時40分すぎには一時150円91銭と3月下旬以来およそ4カ月ぶりの水準をつけた。ただ、その後は急ピッチなドル上昇に対する警戒感に加え、日経平均株価の下落が影響。加藤勝信財務相が閣議後の会見で、足もとの円安に関して「投機的な動向も含めて、為替市場の動向を憂慮している」と述べたことも重荷となった。日本時間今晩に発表される7月の米雇用統計や7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数を控えて徐々に模様眺めムードが広がるなか、持ち高調整や利益確定のドル売り・円買いに押されるかたちで午後2時50分ごろには150円42銭をつけた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1430ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=172円00銭前後と同1円00銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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