北海電は反発し年初来高値、4~6月期経常26%増益で最終利益は通期計画超過


 北海道電力<9509.T>は反発し、年初来高値を更新した。同社は7月31日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高が前年同期比微減の2024億9700万円、経常利益が同25.6%増の416億5800万円、最終利益が同1.5%減の307億7500万円だった。最終利益は通期計画(260億円)を超過した。 決算内容を評価した買いが集まったようだ。

 4~6月期の売上高は他社販売電力量が増えた一方、小売販売電力量が減って横ばい。燃料価格などの低下に伴う燃料費等調整制度の期ずれ差益の拡大や水力発電量の増加に伴う燃料費の減少などが経常利益を押し上げた。一方、最終利益は核燃料売却益の減少が響き減益での着地となった。

 北海電はあわせて通期業績予想の修正を発表。売上高を前期比4.3%減の8630億円(従来予想は8980億円)に引き下げた一方、各利益は据え置いた。卸電力市場価格の低下に伴う他社販売電力料の減少による影響を織り込んだ。

出所:MINKABU PRESS


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