太陽HDが後場プラスに転じる、リジッド基板用部材が想定上回り26年3月期業績予想を上方修正


 太陽ホールディングス<4626.T>は、午前中は冴えない展開となっていたが、後場に入りプラスに転じている。正午ごろに26年3月期連結業績予想について、売上高を1234億円から1257億円(前期比5.6%増)へ、営業利益を233億円から247億円(同11.9%増)へ引き上げたことが好感されている。

 リジッド基板用部材の中国向け製品の需要が想定を上回ったことで、第1四半期のエレクトロニクス事業の業績が計画を上回ったことが要因。なお、第1四半期に特別損失として計上したコーポレートアクション費用の発生が第2四半期以降も見込まれることを考慮し、最終利益は160億円(同48.4%増)の従来見通しを据え置いている。

 同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高331億7900万円(前年同期比7.5%増)、営業利益70億5500万円(同11.0%増)、純利益46億3600万円(同0.7%増)だった。エレクトロニクス事業で、リジッド基板やPKG基板用部材の販売数量が増加したほか、医薬事業の製造受託事業で顧客からの受託数量が拡大したことが牽引した。

出所:MINKABU PRESS


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