日本精鉱が後場S高カイ気配、アンチモン地金相場高騰で4~6月期経常利益7倍


 日本精鉱<5729.T>が後場にストップ高の水準となる前営業日比1000円高の7440円でカイ気配となった。同社は1日午後1時、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.2倍の107億9300万円、経常利益は同7.2倍の28億3900万円となった。大幅な増収増益となったほか、経常利益の通期計画に対する進捗率は第1四半期ながら86%に上り、これらを好感した買いが入ったようだ。

 同社は三酸化アンチモンを主力とする。アンチモン事業では、中国などからのOEM調達が困難となるなかで製造業全般の生産がやや軟調に推移し、販売数量は減少した。一方で、原材料のアンチモン地金の国際相場は中国での鉱石不足や環境監査の影響による地金生産の減少と、太陽光パネル向けの需要拡大を背景とする需給のひっ迫化、中国当局による輸出規制などを背景に高騰。前四半期との比較では相場の上昇幅は緩やかになったものの、日本精鉱にとっては販売価格の上昇効果をもたらし、収益を大きく押し上げる要因となった。

出所:MINKABU PRESS


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