ヤマタネが後場急伸し1997年以来の高値圏、今期経常利益は一転増益予想へ修正


 ヤマタネ<9305.T>が後場急伸し、1997年以来の高値圏に浮上した。同社はきょう午後1時20分、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算にあわせ、通期業績予想の上方修正を発表。売上高は従来予想の870億5000万円から888億7000万円(前期比9.8%増)、経常利益は35億4000万円から53億円(同45.2%増)に引き上げた。経常利益の予想が減益から一転して増益となり、材料視した買いが集まった。

 4~6月期はコメ卸売販売業において需給の逼迫に伴う販売単価の上昇が想定以上に継続するなか、価格転嫁を進めたことや、海外引っ越しを中心に国際物流事業が好調に推移したことなどにより、売上高及び各利益が計画を大きく上回った。第2四半期も堅調な推移が見込まれることから、中間期及び通期の業績予想を上方修正した。なお、第3四半期以降はおおむね計画通り推移するとみている。

 4~6月期の売上高は221億3100万円(前年同期比18.6%増)、経常利益は21億6100万円(同3.6倍)だった。

出所:MINKABU PRESS


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