島精機が大幅続伸、第1四半期営業利益は黒字転換


 島精機製作所<6222.T>が大幅続伸し年初来高値を更新している。7月31日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高105億1900万円(前年同期比30.5%増)、営業利益3億700万円(前年同期4億9300万円の赤字)、最終利益9億700万円(同3億8000万円の赤字)となり、各利益の黒字転換を好感した買いが入っている。

 主力の横編機事業で、昨年7月に大規模な反政府デモにより生産活動が停滞していたバングラデシュが回復傾向に向かっているほか、中国市場で香港系大手顧客による設備更新需要が堅調に推移していることが売り上げ増に貢献。また、イタリア市場において、主に高級ブランド及びそのサプライヤーを中心に景気回復の兆候が見られることも販売台数の増加につながった。また、工場操業度の向上やコスト管理の厳格化なども寄与した。

 なお、26年3月期通期業績予想は、売上高445億円(前期比36.8%増)、営業利益15億円(前期119億1400万円の赤字)、最終利益20億円(同142億7500万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS


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