任天堂が底堅い、4~6月期最終利益19%増で「スイッチ2」販売600万台超える


 任天堂<7974.T>が底堅い。同社は前週末1日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.3倍の5723億6300万円、最終利益は同18.6%増の960億3200万円となった。最終増益となったほか、新型ゲーム機「Nintendo Switch2(ニンテンドースイッチ・ツー)」の良好な販売状況が確認された形となり、株価の下支え要因となったようだ。
 
 「スイッチ2」の発売に伴い大幅な増収となった。プロモーション費用が増加したほか為替差益が大幅に減少し、経常利益は減少したものの、投資有価証券売却益323億円を計上し、最終増益につなげた。また同社は、「スイッチ2」の販売台数が世界全体で600万台を超えたと公表。更に、「スイッチ」について米国で販売価格改定を行うことも明らかにした。米国の「スイッチ2」の販売価格は現時点では変更がないものの、同社は将来的に価格の調整が必要になる可能性がある、としている。

 26年3月期の「スイッチ2」の販売計画はハードウェア(1500万台)、ソフトウェア(4500万本)ともに据え置いた。スイッチ2の発売日は6月5日だったが、4~6月期のハードウェアの販売台数は582万台、ソフトウェアは867万本に上った。

出所:MINKABU PRESS


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