伊藤米久HDが後場急伸、第1四半期は営業利益2.3倍で順調な滑り出し


 伊藤ハム米久ホールディングス<2296.T>が後場急伸しプラス圏に浮上している。正午ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高2971億1000万円(前年同期比26.0%増)、営業利益91億1200万円(同2.3倍)、純利益63億7600万円(同2.2倍)となり、上期計画に対する営業利益の進捗率が73%と順調な滑り出しとなったことが好感されている。

 加工食品事業で、人気アニメ映画と連動した大型キャンペーンの実施など家庭用主力商品の拡販に努めたことや、食肉事業で国産豚肉のリスク管理強化による収益性改善に加え、国産鶏肉の相場上昇による生産事業の収益性改善などが利益押し上げに貢献。また、子会社アンズコフーズ社の決算期変更の影響なども寄与した。

 なお、26年3月期通期業績予想は、売上高1兆300億円(前期比4.2%増)、営業利益265億円(同35.4%増)、純利益175億円(同33.6%増)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS


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