三菱UFJが急反落、米雇用統計後の内外金利低下で銀行株に売り圧力◇


 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が4日ぶりに急反落。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>とみずほフィナンシャルグループ<8411.T>が大幅続落となるなど、メガバンクが下値を探る展開となっている。前週末1日発表の7月米雇用統計で、非農業部門雇用者数の増加幅は市場予想を下回り、5月分と6月分は大幅に下方修正された。これを受けて米国景気を巡る悲観が一気に広がり、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が再燃。米長期金利は4.2%台まで低下(債券価格は上昇)した。東京市場においても投資家のリスク許容度が低下するなかで安全資産となる国債への選好姿勢が広がり、金利に低下圧力が掛かっている。株式市場においては目先の金利先高観が薄れたとの受け止めから、銀行株への売り圧力が強まっている。八十二銀行<8359.T>や楽天銀行<5838.T>も安く、東証の業種別指数で銀行業は下落率トップとなっている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS


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