東京株式(前引け)=反発、欧米株高受けリバウンド狙いの買い優勢


 5日前引けの日経平均株価は前営業日比254円29銭高の4万544円99銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は10億1355万株、売買代金概算は2兆2449億円。値上がり銘柄数は1338、対して値下がり銘柄数は251、変わらずは31銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は幅広い銘柄にリスク選好の地合いとなり、日経平均はリバウンドに転じている。前日は米雇用統計の下振れを契機に大きく下値を探ったが、きょうはその反動で買い戻され、前引け時点で前日の下げ分の半分を取り戻す形となった。前日の欧米株市場がほぼ全面高で切り返したことで、市場センチメントが改善した。買い一巡後は伸び悩む場面もあったが、前引けにかけて締まった。好決算銘柄を中心に物色意欲は旺盛で、前引け時点でプライム市場の83%の銘柄が上昇している。

 個別では売買代金トップとなっている三菱重工業<7011.T>が堅調、フジクラ<5803.T>も活況高。東京電力ホールディングス<9501.T>が大幅高に買われた。古河電気工業<5801.T>が値を飛ばし、ソフトバンクグループ<9984.T>も頑強な値動き。オルガノ<6368.T>がストップ高に買われ値上がり率首位、NTN<6472.T>も値を飛ばした。半面、ディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>が軟調、良品計画<7453.T>も売られた。サンリオ<8136.T>も冴えない。LINEヤフー<4689.T>は値下がり率トップとなった。東京精密<7729.T>が急落、あすか製薬ホールディングス<4886.T>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS


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