マツダが一時8%超す上昇、未定だった26年3月期業績予想を開示し不透明感和らぐ


 マツダ<7261.T>が後場に買われ、前日比で一時8%を超す上昇となった。同社は5日午後1時30分、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、これまで未定としていた通期の業績予想について、売上高が前期比2.4%減の4兆9000億円、最終利益が同82.5%減の200億円になる見通しだと公表した。同じく未定としていた配当予想に関しては、中間配当として25円とする方針を示した。前期の中間配当と同水準で、期末配当予想は引き続き未定としたものの、業績面での不透明感が和らいだとの受け止めから買いが入ったようだ。

 今期の想定為替レートは1ドル=145円、1ユーロ=169円とした。米国の関税政策の影響を受けながらも、前期並みの販売台数の維持を図るとともに、変動費・固定費あわせて800億円のコスト削減に取り組む方針。4~6月期の売上高は前年同期比8.8%減の1兆997億7000万円、最終損益は421億400万円の赤字(前年同期は498億1400万円の黒字)となった。

出所:MINKABU PRESS


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