明日の為替相場見通し=米利下げが意識され上値の重い展開か


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測から上値の重い展開が続きそうだ。予想レンジは1ドル=146円00銭~147円50銭。

 一部のFRB高官が米景気減速を警戒している。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は6日、「米経済は減速しており、近い将来に政策調整を開始することが適切になる可能性がある」などと発言。クックFRB理事は同日、前週発表された7月の雇用統計は「懸念すべき内容だ」とし、米経済の転換点を示唆している可能性があるとの見方を示した。

 トランプ米政権による相互関税の新たな税率が7日午前0時1分(日本時間午後1時1分)に発動されたことで、インフレ圧力が強まるとの見方からドルは売りにくい面もあるが、米利下げが意識されやすく積極的にはドルを買いにくい。日本時間今晩に発表される前週分の米新規失業保険申請件数が弱い内容となれば、米長期金利が低下するとともにドル売りが流入しそうだ。なお、今晩には4~6月期の米労働生産性指数(速報値)や、6月の米卸売在庫・売上高も発表される。

出所:MINKABU PRESS


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