シードが第1四半期好決算で後場急伸、メニコンは第1四半期減益で下げ幅拡大し同業2社で明暗◇


 シード<7743.T>が後場急伸している。午後2時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が売上高85億4700万円(前年同期比3.3%増)、営業利益6億3000万円(同53.7%増)となり、大幅営業増益となったことが好感されている。

 前期第2四半期に発生した「Pureシリーズ」の乱視用と一部遠近両用の納期遅延が今年5月に正常化したことや、7月以降順次実施となる「シード1day Pureシリーズ」や「ベルミー」などの価格改定前の駆け込み需要があったことが牽引。また、昨年6月に稼働を開始した2号棟別館の生産数増加効果も寄与した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高370億円(前期比11.3%増)、営業利益20億円(同28.0%増)の従来見通しを据え置いている。

 また、同じくコンタクトレンズ大手のメニコン<7780.T>も同時刻に第1四半期(4~6月)連結決算を発表しており、売上高302億5100万円(前年同期比0.3%増)、営業利益19億6100万円(同26.9%減)となり、これを受けて株価は下げ幅を拡大した。

 1DAYや欧州での1MONTHの販売拡大、東南アジアにおける販売会社のM&A効果により売上高は伸びたものの、新工場稼働準備費用などの成長投資の増加が利益を圧迫した。なお、26年3月期通期業績予想は売上高1250億円(前期比2.9%増)、営業利益102億円(同1.9%増)の従来見通しを据え置いている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。