米外為市場サマリー:FRB理事の後任人事を受け一時146円90銭台に軟化


 7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円14銭前後と前日と比べて20銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=171円66銭前後と同15銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日に米労働省が発表した前週分の米新規失業保険申請件数は市場予想を上回り、前週に発表された7月の米雇用統計に続いて労働市場の軟化が示されたことからドル売りが先行した。ただ、ニューヨーク連銀が発表した7月の消費者調査で1年先と5年先のインフレ期待が上昇したことが分かるとドル買いが流入。米30年債入札の結果が低調だったことなどを背景に米長期金利が上昇したこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時147円60銭近辺まで上伸した。とはいえ、トランプ米大統領が8日付で辞任するクグラー米連邦準備理事会(FRB)理事の後任として、米大統領経済諮問委員会(CEA)のスティーブン・ミラン委員長をあてる人事を発表すると、ミラン氏はトランプ氏の意向を受けて利下げを積極的に支持する可能性が高いとの見方が広がるなか146円95銭まで下押した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1666ドル前後と前日に比べて0.0006ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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