五洋建が新値追い、国内土木・建築事業ともに堅調で第1四半期営業利益43%増


 五洋建設<1893.T>が4日続伸し連日の年初来高値更新となっている。8日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高1741億4100万円(前年同期比12.8%増)、営業利益102億7800万円(同42.5%増)、純利益68億9900万円(同32.1%増)と大幅増益となったことが好感されている。

 国内土木、国内建築事業ともに大型工事を含む手持ち工事が順調に進捗したほか、工事採算改善が寄与した。また、期中の受注ではCN(カーボンニュートラル)関連の民間大型工事を受注したほか、物流倉庫など大型工事を受注。また、海外ではシンガポールでチャンギ空港第5ターミナル・ターミナル連絡トンネル工事とトゥアス北部埋め立て工事を受注した。

 26年3月期通期業績予想は、売上高7270億円(前期比0.1%減)、営業利益395億円(同82.0%増)、純利益250億円(同2.0倍)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS


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