東レが後場急落、機能化成品など低調で4~6月期最終利益36%減


 東レ<3402.T>が後場に急落した。同社は8日午後1時、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比6.6%減の5958億2900万円、最終利益は同36.1%減の171億5100万円となった。大幅な減益で着地したことを嫌気した売りがかさんだ。機能化成品部門ではケミカル事業が市況悪化の影響を受けたほか、フィルム事業ではバッテリーセパレーターフィルムの販売が低迷。電子情報材料事業では中国でのパネル需要の低迷が響いた。炭素繊維複合材料部門では航空宇宙用途で在庫調整と円高の影響を受けた。更に、環境・エンジニアリング部門では水処理事業が中東向けの大型案件の出荷遅れや中国での市況低迷を背景に低調に推移。ライフサイエンス部門の事業損益は赤字となった。

出所:MINKABU PRESS


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