TOYOが急反発、海上運賃・原材料価格が想定下回り今期利益・配当予想を増額修正


 TOYO TIRE<5105.T>が急反発している。同社は8日午前11時、25年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を修正した。今期の最終利益予想を従来の見通しから60億円増額し560億円(前期比25.1%減)に引き上げたほか、これまで65円としていた期末配当予想については創立80周年の記念配当5円を加える形で70円に見直し、これらを材料視した買いを集めた。

 年間配当予想は130円(同10円増配)となる。通期の売上高予想は据え置いた。上期において海上運賃の高騰による影響や原材料価格が想定を下回って推移し、重点商品の販売が好調となった。足もとの業績動向を通期の業績予想に織り込んだ。6月中間期の売上高は前年同期比3.6%増の2834億1000万円、最終利益は同20.7%減の333億3000万円となり、会社計画に対して上振れして着地した。

出所:MINKABU PRESS


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