関電化が急反落、精密化学品が想定下回り26年3月期業績予想を下方修正


 関東電化工業<4047.T>が急反落している。8日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を680億円から665億円(前期比6.7%増)へ、営業利益を50億円から40億円(同6.4%減)へ、純利益を33億円から27億円(同16.9%減)へ下方修正したことが嫌気されている。

 精密化学品の売上高が想定を下回って推移していることが要因。なお、8月7日に発生した渋川工場火災事故の影響は反映させておらず、重要な影響が見込まれる場合には速やかに開示するとしている。

 同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高151億4300万円(前年同期比2.0%減)、営業利益7億7900万円(同38.5%減)、純利益5億3100万円(同54.5%減)だった。半導体メーカーの稼働率向上による特殊ガスの増収があったものの、電池材料の技術支援料の発生が今期はないことなどが響いた。

出所:MINKABU PRESS


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