ジェネパが後場終盤に急伸、「グラフェン量子ドット、及び、その製造方法」に関する特許取得


 ジェネレーションパス<3195.T>が後場終盤になって急伸している。午後3時ごろ、連結子会社である青島新嘉程家紡が、新たに「グラフェン量子ドット、及び、その製造方法」に関する特許を取得したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 グラフェンは鋼の200倍の強度・銅の10倍以上の熱伝導性・シリコンの100倍の電子移動性を持ち、しかも紙より薄いという特性を兼ね備えたカーボン素材で、遠赤外線保温、蓄熱保温、静電気防止などの高い機能性と軽量性・柔軟性・環境適合性を同時に備えているのが特徴。同社グループでは、このグラフェンをナノ(1ナノメートルは10のマイナス9乗メートル)サイズに微細化したグラフェン量子ドットを用いた新たな繊維素材の開発に成功し実用化しており、繊維や樹脂への分散性が飛躍的に向上したほか化学修飾や他素材との複合化が容易であることなどから寝具やリカバリーウェアなどのアパレル、衛生敷材などのヘルスケアなどへの応用が期待されている。なお、今回の特許取得に関する25年10月期業績への直接的な影響は軽微としている。

出所:MINKABU PRESS


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