米外為市場サマリー:米CPIを受け一時147円50銭台に軟化


 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円84銭前後と前日と比べて30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円60銭前後と同50銭強のユーロ高・円安だった。

 この日に発表された7月の米消費者物価指数(CPI)は、前月比の上昇率が0.2%と6月(0.3%)から鈍化した一方、食品とエネルギーを除くコアの伸び率は0.3%と6月(0.2%)を上回った。市場ではほぼ予想通りの内容と受け止められ、9月に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを見込んだドル売りが先行。また、トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)に対して改めて利下げを要求するとともに、FRB本部の改修工事を巡ってパウエルFRB議長を相手取った訴訟を検討していることを明らかにしたことも影響。ドル円相場は147円58銭まで下押す場面があった。ただ、米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁や米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁が利下げに慎重な姿勢を示したことで、ドルは売り一巡後に下げ渋った。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1675ドル前後と前日に比べて0.0060ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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