ショーボンドが6連騰、26年6月期は12期連続増収増益17期連続増配予想と自社株買い発表好感


 ショーボンドホールディングス<1414.T>が6連騰し年初来高値を更新している。12日の取引終了後に発表した26年6月期の連結業績予想で、売上高950億円(前期比4.7%増)、営業利益215億円(同3.4%増)、純利益153億円(同1.6%増)を見込み、年間配当予想を17期連続増配となる前期比6円50銭増の182円としたことが好感されている。

 期首受注残高が816億9800万円と前年同期比9.5%減ながら高水準にあり、手持ちの大型工事の施工進捗により12期連続の増収増益を見込む。一方、工事受注高は前期比10.9%増の820億円を見込んでおり、高速道路各社の工事発注の回復が見込みにくいなか、国、地方自治体の工事案件もあわせて受注積み上げを狙う。

 なお、25年6月期決算は、売上高907億1200万円(前の期比6.2%増)、営業利益207億9400万円(同5.7%増)、純利益150億6100万円(同5.2%増)だった。高速道路各社からの工事発注が減少したことで工事受注高は減少したものの、期首受注残の多かった国、地方自治体の工事売上高が堅調だった。

 同時に、上限を110万株(発行済み株数の2.15%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は8月13日から来年6月30日までで、株主還元の強化及び資本効率の向上を図ることが狙いとしている。

出所:MINKABU PRESS


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