<注目銘柄>=KHネオケム、冷凍機油原料の拡大継続へ


 KHネオケム<4189.T>は、8月4日に年初来高値3050円をつけたあと調整しているが、押し目は拾い場と考えたい。

 同社はアルコール、エステル、ジオールなどの化学製品群をラインアップし、「基礎化学品」「機能性材料」「電子材料」の3つの事業領域を展開する化学メーカー。特に環境配慮型エアコンの冷媒に対応した冷凍機油原料では世界的に高シェアを有している。

 8月4日に発表した6月中間期連結決算は、営業利益60億500万円(前年同期比24.7%増)と増益で着地した。新興国を中心とした需要堅調や、中国における補助金政策による買い替え需要などでエアコン市場が堅調に推移するなか、エアコン向けの冷凍機油原料が好調に推移。また、半導体向けの高純度溶剤も伸長した。

 冷凍機油原料は、引き続き新興国におけるエアコン市場の成長や、生成AIの普及を背景としたデータセンター向け需要の拡大などを追い風に好調が持続する見通し。半導体向け高純度溶剤も先端半導体用途で伸長が見込まれる。会社側では、25年12月期通期の営業利益を140億円(前期比14.8%増)と予想。また、来期については営業利益160億円前後を見込む調査機関もある。成長期待に対して、PER9倍台の時価水準は割安感も十分だ。(仁)

出所:MINKABU PRESS


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