<動意株・14日>(前引け)=網屋、セカンドX、FFRI


 網屋<4258.T>=上げ足加速。連日で上場来高値圏を走る展開となっている。自社開発製品「ALog」を中核とするデータセキュリティー事業とネットワークセキュリティー事業の2部門に特化しSaaSを軸にストックビジネスに注力している。業績はサブスクリプションモデルの好調を背景に利益率の向上が会社側の想定を上回っており、13日取引終了後に発表した25年12月期上期(25年1~6月)決算は営業利益が前年同期比87%増の4億8600万円と大幅な伸びを達成、特に4~6月期の伸びが際立っており、これが株価を強く刺激する格好となった。株価は7月末にマドを開けて急騰した後も目先筋の利益確定売りを吸収し、急勾配の5日移動平均線をサポートラインとした強力な上昇波を形成していた。きょうは決算発表を受け上げ足を一気に加速させる格好となった。

 セカンドサイトアナリティカ<5028.T>=急動意。金融や製造業向けを主力に人工知能(AI)を活用したデータ分析のアナリティクスコンサルティング及び解析システムなどを提供する。トップライン拡大に向けた施策が奏功し、業績は好調に推移している。13日取引終了後に発表した25年12月期上期(25年1~6月)決算は売上高が前年同期比39%増の6億5200万円と大幅な伸びを達成、営業利益は同10.9倍の8600万円となった。株価は今月1日に573円の年初来高値を形成後は調整を入れていたが、足もとの決算発表を好感する形で上値を見込んだ短期筋の再攻勢を誘っている。

 FFRIセキュリティ<3692.T>=ストップ高カイ気配。4~6月期決算受け買い戻しに火が付く。同社はサイバーセキュリティー専業の研究開発型企業で、標的型攻撃に特化した自社開発のエンドポイントセキュリティーソフトが企業のサイバー攻撃対策ニーズを捉えている。13日取引終了後に発表した26年3月期第1四半期(25年4~6月)決算は営業利益が2億6400万円(前年同期は200万円)と大幅な伸びを達成した。これを手掛かりに上値を見込んだ買いを引き寄せた。なお、通期営業利益は前期比12%増の9億1400万円を見込んでいる。株式需給面では貸株注意喚起の対象となっており、空売り買い戻しを誘発しやすく株価上昇に向けた思惑を助長している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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