米外為市場サマリー:米利下げを見込んだドル売り続き一時147円09銭まで軟化


 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円38銭前後と前日と比べて45銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円50銭前後と同10銭程度のユーロ安・円高だった。

 12日発表の米7月消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想ほど加速せず、トランプ米政権が掲げる高関税政策がインフレ圧力の上昇につながるとの過度な警戒感が後退するなか、米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げを見込んだドル売りが継続。また、ベッセント米財務長官が13日、米ブルームバーグテレビのインタビューで「政策金利は少なくとも今より1.5%低くあるべきだ」との考えを述べたことも影響した。さらに、ベッセント氏は日銀の植田和男総裁と話したことを明らかにしたうえで「日本はインフレ抑制に取り組む必要がある」との認識を示したことで、日米金利差の縮小も意識されドル円相場は一時147円09銭まで軟化した。ただ、米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁や米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が早期利下げに慎重な姿勢を示し、米長期金利の低下が一服するとドル円相場も下げ渋った。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1705ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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