米外為市場サマリー:米PPIを受けたドル買いで一時147円90銭台に上伸


 14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円76銭前後と前日と比べて40銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円11銭前後と同40銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日に米労働省が発表した7月の卸売物価指数(PPI)は、前月比の上昇率が0.9%と約3年ぶりの大きさとなり、インフレ加速が示唆されたことからトランプ政権の関税政策が物価上昇につながる可能性が改めて意識された。米連邦準備理事会(FRB)が次回9月会合で大幅利下げに踏み切るとの観測が後退するなか、米長期金利が上昇するとともにドル買いが流入。ベッセント米財務長官が「政策金利は少なくとも今より1.5%低くあるべき」とした前日の発言を軌道修正したほか、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁や米セントルイス地区連銀のムサレム総裁が9月会合での0.5%利下げに否定的な姿勢を示したこともあり、ドル円相場は一時147円96銭まで上伸した。一方、6月のユーロ圏鉱工業生産が市場予想を下回ったことや、米金利上昇の影響からユーロが軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1648ドル前後と前日に比べて0.0060ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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