来週の為替相場見通し=FOMC議事要旨とジャクソンホール会議に注目


 来週のドル円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨とジャクソンホール会議を経て米9月利下げ観測が強まるかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=145円00銭~149円50銭。

 米連邦準備理事会(FRB)が20日に公表する7月開催分のFOMC議事要旨では、次回9月会合での利下げに関する議論が焦点となる。また、21~23日に開かれるジャクソンホール会議で、パウエルFRB議長は22日に講演を行う予定となっており、利下げ時期への言及があるかどうかが注目される。米政策スタンスを探るなかで、9月会合での大幅利下げ観測が後退するようであればドルが買われることになりそうだ。

 一方、15日に内閣府が発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値が5四半期連続のプラスとなったことで、日銀の利上げ再開が意識されやすくなっている。22日に総務省が発表する7月の全国消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回れば、金融引き締めの思惑から円が買われやすくなるだろう。ただ、自民党総裁選の可能性が高まるようなら財政拡張への警戒感から円が売られる可能性もある。

 なお、来週発表される主な米経済指標は、18日に8月のNAHB住宅市場指数、19日に7月の住宅着工件数、21日に8月の購買担当者景気指数(PMI)速報値と8月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数など。国内では20日に7月の貿易統計と6月の機械受注が公表される。

出所:MINKABU PRESS


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