総医研HDが後場急伸、未定としていた26年6月期業績は営業黒字転換見込む


 総医研ホールディングス<2385.T>が後場急伸している。午前11時30分ごろに、従来未定としていた26年6月期連結業績予想について、売上高が40億円(前期比17.5%減)、営業利益5000万円(前期1億3700万円の赤字)、最終利益3000万円(同2億1000万円の赤字)とし、黒字転換を見込むことが好感されている。

 同社では26年6月期を構造改革継続の期と位置づけ、医療DXを中心としたヘルスケア事業領域への集中に加えて、既存の健康補助食品事業をセルフメディケーション支援通販事業として強化することに集中するとともに、事業ポートフォリオの再構築を実施する方針としているが、この構造改革の推進に伴う子会社ビービーラボラトリーズの事業活動終了や希望退職制度実施に関する影響を反映した。

 同時に子会社の日本予防医薬が、総医研HDの資本・業務提携先である中国の杭州高浪控股(ゴロング社)のグループ会社であるGlobal Beauty Technology(東京都荒川区、以下GBT社)と、中国を中心としたアジア市場に向けた健康補助食品の製造及び購買に関する製造等委託購買基本契約を締結したと発表した。中国を中心としたアジア圏において、EC販売などのノウハウ及び販路を保有するゴロング社と共同でアジア市場のニーズに即した新たな健康補助食品の開発を行うとともに、GBT社とは当該開発商品の購買を約する契約を締結し、26年6月期中に販売を開始する。

出所:MINKABU PRESS


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