<動意株・18日>(前引け)=グロービング、BTM、ヴレインS


 グロービング<277A.T>=戻り売り圧力のない青空圏舞う。昨年11月に東証グロース市場に上場したニューフェースだが成長力が際立っており、連日の上場来高値更新と上げ足の強さを際立たせている。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を背景に戦略的なコンサルティングサービスを手掛ける。時流を捉えたビジネスモデルで業績は飛躍的な伸びをみせている。25年5月期は営業利益段階で前の期比7.6倍化したが、続く26年5月期も前期比26%増の35億3900万円と大幅な伸びを確保。しかし、会社側では27年5月期以降の中期成長シナリオに自信を持っており、向こう数年にわたって売上高で年率40~50%の伸びを想定するとともに、30~35%程度の営業利益率を見込んでいる。

 BTM<5247.T>=5日ぶりに急反騰でストップ高。同社は地方のIT人材を活用した企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を行っているが、ここボラティリティの高さが際立っている。8月6日から8日にかけて3日連続でストップ高に買われる人気となっていたが、その後はストップ安を交え急速な調整を余儀なくされていた。そうしたなか、前週末15日取引終了後に、ヘッドウォータース<4011.T>と共同で生成AIをはじめとするAIエージェントサービスを本格始動させることを発表、これを材料視する買いが集中した。BTMが有する1万件規模の全国ネットワーク及び豊富なIT人財プールと、ヘッドウォの高度なAI技術を融合させることで、地方企業や自治体を含むAIソリューションの全国展開を加速させる方針を表明している。

 VRAIN Solution<135A.T>=急速人気化。製造業向けAI外観検査システムを主力展開しており、自社開発製品を活用したAIシステム及びカメラやセンサーなどの周辺装置の販売及び生産ラインへの導入まで一気通貫で手掛ける。人手不足の問題が深刻化するなか企業の省人化投資ニーズを捉え、業績は飛躍期に突入。案件ごとの単価が大きく、収益への計上は下期偏重型となっており、26年2月期の営業利益は前期比50~58%増の8億9000万~9億4000万円と高成長が予想されている。

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出所:MINKABU PRESS


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