ソリトンが続伸、ウクライナ復興に向けた遠隔施工技術の普及のための事前調査実施


 ソリトンシステムズ<3040.T>が続伸している。この日、ウクライナ復興に向けた遠隔施工技術の普及のための事前調査を行ったと発表しており、好材料視されている。

 現在、ウクライナでは復興のための膨大な建設需要が見込まれる一方、深刻な人手不足のため、がれきの処理などの作業が進んでおらず、また不発弾やアスベストなどの危険物が残っていることから安全確保も大きな課題となっている。これを解決するために、遠隔地から通信を使って建設機械を制御する「遠隔操縦」の導入が求められているが、ソリトンが開発・販売する「Zaoシリーズ」は独自の映像通信技術を用いて建機の遠隔操縦を可能にするもので、日本国内で数多くの採用実績があることから活用が期待されている。同社は今年3月には国土交通省の「日ウクライナ・国土交通インフラ復興に関する官民協議会」に参画し、ウクライナの復興支援に向けた取り組みを開始。今回の事前調査は、先月に官民合同チームの一員としてウクライナに渡航し、今年度予定されている実証実験のための事前調査を行ったとしており、実証実験ではキーウ市内に臨時設置される遠隔施工センターからウクライナと日本の建機を実際に操縦する予定としている。

出所:MINKABU PRESS


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