パンパシHDが続伸し上場来高値、26年6月期は連続最高益で実質増配を予想


 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532.T>は続伸し、上場来高値を更新している。同社は18日の取引終了後、25年6月期の連結決算の発表にあわせて、26年6月期の連結業績予想を発表した。売上高は前期比3.6%増の2兆3270億円、営業利益は同4.7%増の1700億円を計画する。前期に続き過去最高益を更新する見通し。主力のディスカウントストア事業で新業態を除き新規25店舗以上を出店するほか、既存店売上高は同3.0%増を見込む。デリカや好調なカテゴリーの強化などを通じ、新たな来店動機を創出する。26年6月期の年間配当予想は8円50銭と株式分割を考慮したベースで実質増配を計画しており、好感した買いが集まっている。

 25年6月期の売上高は前の期比7.2%増の2兆2467億円、営業利益は同15.8%増の1622億9600万円だった。業績が予想を上回ったことから配当を増額し、期末配当は1円増額の26円(前期比1円増配)となり、年間配当は1円増額の35円(同5円増配)になった。

 同時に9月30日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上及び投資家層の拡大を図る。株式分割に伴い、25年12月末時点から株主優待も変更する。新制度では毎年6月末及び12月末時点の年2回の基準日時点で100株以上300株未満を保有する株主に対し、パンパシHDの電子マネー「majica」のポイント300円分(年間600円分)、300株以上500株未満の株主にポイント1000円分(年間2000円分)、500株以上の株主にポイント2000円分(年間4000円分)を贈呈する。なお、これまでは100株以上の株主にポイント2000円分(年間4000円分)を贈呈していた。

出所:MINKABU PRESS


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