<動意株・27日>(前引け)=マクアケ、明豊エンタ、大栄環境


 マクアケ<4479.T>=上昇加速で新高値。26日の取引終了後、25年9月期の単独業績予想について、売上高を40億4000万円から44億8000万円(前期比22.7%増)へ、営業利益を3億1000万円から4億3000万円(前期6200万円の赤字)へ、最終利益を2億9000万円から3億6000万円(同1億300万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。継続的に注力しているプロジェクト単価向上の各種施策が功を奏し、取扱高が堅調に推移していることに加えて、広告代行配信サービスを中心とした附随サービスの売り上げが増加していることが寄与する。

 明豊エンタープライズ<8927.T>=一時ストップ高で年初来高値を更新。26日の取引終了後、集計中の25年7月期連結業績について、売上高が290億円から297億9700万円(前の期比44.9%増)へ、営業利益が26億円から33億7300万円(同44.1%増)へ、純利益が14億円から18億8900万円(同37.4%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。主力事業である不動産販売事業において、主要ブランドである「ELFARO(エルファーロ)」「MIJAS(ミハス)」などの投資用不動産の販売案件が期初の計画通りに順調に推移しており、想定よりも高い利益率・利益額を確保できたことなどが要因としている。

 大栄環境<9336.T>=上げ足強め4日続伸。年初来高値を更新した。26日の取引終了後、北九州市で産業廃棄物及び汚染土壌の最終処分事業を展開するスカラベサクレ(北九州市門司区)の株式の80.0%を11月28日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視されている。今回の子会社化により、中期経営計画の成長施策に掲げる最終処分場の年間埋立計画量と残容量の拡大への貢献が期待されている。また、九州エリアでは共同出資会社が、公民連携事業(PPP)によるエネルギー回収施設などの整備計画を進めていることから、同エリア内で完結する廃棄物処理・資源循環システムを構築することができ、シェア拡大につながると見込む。取得価額は440億1200万円。なお、26年3月期業績への影響は精査中としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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