<注目銘柄>=SREHD、第1四半期大幅減益も計画通りで通期大幅増益へ


 SREホールディングス<2980.T>が3000円台前半でのもみ合いから上放れを指向し始めており、まずは4000円台回復へと向かいそうだ。

 8月8日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、営業利益が9200万円(前年同期比89.1%減)と大幅減益となった。アセットマネジメントや仲介コンサルティングを展開するライフ&プロパティソリューション(L&P)セグメントで前年同期に大型案件があった反動に加え、今期は開発・売却物件が下期に集中していることが影響した。一方、さまざまな業界のDXに向けてパッケージ型クラウドツールやテーラーメイド型アルゴリズムを提供するAIクラウド&コンサルティング(AICC)セグメントは、ライフ&ヘルスケア領域を中心に順調に推移した。

 大幅減益となったものの、会社側の期初予想では、L&Pセグメントの黒字転換は第4四半期に入ってからとしており、いわば計画どおりの着地となった。26年3月期通期では、AICCセグメントで引き続きライフ&ヘルスケア領域の成長とそれに伴う収益ミックスの良化が見込まれることや、L&Pセグメントでアセットマネジメント事業によるストック収益の積み上げが寄与することで営業利益40億5000万円(前期比30.3%増)と大幅増益を予想。調査機関によっては43億円台を見込むところもある。(仁)

出所:MINKABU PRESS


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