米外為市場サマリー:米PCEを受け一時147円40銭台に上伸するもドル買い続かず


 8月29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円05銭前後と前日と比べて10銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=171円86銭前後と同20銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日に米商務省が発表した7月の個人消費支出(PCE)価格指数は、食品とエネルギーを除くコア指数の前年同月比の上昇率が2.9%となり、6月の2.8%から伸びが加速した。インフレ圧力の根強さが示されたことから米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大が意識されるなかドル円相場は一時147円41銭まで上伸した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の独立性を巡る懸念が根強いことからドル買いは続かず。米ミシガン大学が発表した8月の消費者マインド指数(確報値)が3カ月ぶりの低水準となったことも影響し、146円77銭まで軟化する場面があった。その後は持ち直したものの、9月1日は米国がレーバーデーの祝日となることから模様眺めムードが広がりやすく上値は重かった。一方、8月のドイツ消費者物価指数(CPI、速報値)が市場予想を上回ったことなどを背景にユーロが買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1686ドル前後と前日に比べて0.0003ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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