<注目銘柄>=日触媒、5.3%台の高配当利回りが魅力


 日本触媒<4114.T>は上値指向が強く1800円台のもみ合いは積極的に買い向かってみたい。同社はアクリル酸で世界屈指の商品シェアを有するほか、高吸水性樹脂では世界トップシェアを誇るグローバルニッチトップ。26年3月期は研究開発コストの上積みやトランプ関税などの影響から営業利益が前期比11%減の170億円と減益を見込むが、株価には織り込み済み。27年3月期は収益V字回復への期待も強く、PBRは0.7倍台と割安な点も魅力だ。

 ポイントとなるのは株主還元意欲の強さで、自社株買いに積極的なほか、今3月期は前期比減配となるものの年100円を計画し、利回りに換算して5.3%台と高い。28年3月期までの中期計画では配当性向100%もしくはDOE2%を掲げており、株価も早晩これを本格評価する動きとなろう。当面はもみ合い圏離脱を視野に1月7日の年初来高値1951円奪回から2000円大台活躍を目指す展開に。(桂)

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。