米外為市場サマリー:一時148円90銭台と約1カ月ぶりの水準まで上伸


 2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円36銭前後と前日と比べて1円20銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円70銭前後と同35銭程度のユーロ高・円安だった。

 日銀の氷見野良三副総裁が2日の講演でタカ派的な姿勢をみせなかったほか、自民党の森山裕幹事長が辞意を表明したことで政局が流動化する可能性が警戒されたことから円売りが先行。また、欧州市場でフランスなどの財政不安を背景に主要国の国債利回りが上昇した流れが波及するかたちで、米長期金利が上昇したことで日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが流入したこともあり、ドル円相場は一時148円94銭と約1カ月ぶりの水準まで上伸した。ただ、この日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の米製造業景況感指数で、好不況の分かれ目となる50を6カ月連続で下回ったことが影響し、その後は147円90銭台まで押される場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1640ドル前後と前日に比べて0.0070ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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