米外為市場サマリー:米労働市場の減速懸念で一時147円80銭台に軟化


 3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円10銭前後と前日と比べて25銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円71銭前後と同1銭程度のユーロ高・円安とほぼ横ばいだった。

 この日に米労働省が発表した7月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人数が718万1000件と前月の改定値(735万7000件)から減少した。米労働市場が減速しているとの見方から米長期金利が低下し、つれて日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが流入。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が同日の米CNBCとのインタビューで「米金融当局は今月から利下げを開始し、今後数カ月にわたって複数回利下げすべきだ」との考えを示したことも影響し、ドル円相場は一時147円88銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったが、同日発表のベージュブック(米地区連銀経済報告)で消費の陰りなどが報告されたことから戻りは限定的だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1662ドル前後と前日に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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