米外為市場サマリー:一時146円31銭まで軟化したあとは下げ渋るも戻り限定的


 9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円41銭前後と前日と比べて10銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円59銭前後と同90銭程度のユーロ安・円高だった。

 日本時間9日夕に米ブルームバーグ通信が「日銀は石破茂首相の退陣表明を受けて国内政治情勢が混乱するなかでも年内利上げの可能性を排除しない姿勢だ」と伝えたことをきっかけに、ドル円相場は欧州市場で146円31銭まで軟化する場面があった。その後は下げ渋る動きとなったものの、この日に米労働省が発表した雇用統計の年次改定で25年3月まで1年間の雇用者数が推計値で91万1000人の下方修正となったことが重荷。10日に8月の米卸売物価指数(PPI)、11日に8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて積極的には動きにくいことも戻りの鈍さにつながった。一方、フランスの政治・財政の先行き不透明感が根強いことからユーロが軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1708ドル前後と前日に比べて0.0055ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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