明日の為替相場見通し=米CPIが相場左右


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、8月の米消費者物価指数(CPI)の結果に左右されることになりそうだ。予想レンジは1ドル=147円30銭~148円50銭。

 市場では米CPIについて、前月比の上昇率が0.3%(7月は0.2%)、前年同月比では2.9%(同2.7%)で、エネルギーと食品を除くコアの前月比の上昇率は0.3%(同0.3%)、前年同月比では3.1%(同3.1%)と予想されている。想定以上のインフレ進行となれば、9月会合での利下げ幅縮小の見方が浮上し、ドルの買い手掛かりとなるだろう。

 ただ、日銀の追加利上げ観測から積極的には円を売りにくく、ドル円相場の重荷となりそう。米ブルームバーグ通信が3~10日に行った調査によると、日銀の追加利上げのタイミングについて年内を予想するエコノミストが約6割に増加しているという。なお、今晩に開かれる欧州中央銀行(ECB)理事会は2会合連続で利下げが見送られる公算だが、ラガルドECB総裁が記者会見で利下げサイクルの終了を示唆するかどうかが注目される。

出所:MINKABU PRESS


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