午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利は一時1.595%に上昇


 12日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落した。日経平均株価が連日で最高値を更新し、リスク選好ムードが広がった。安全資産となる国債に売り圧力が加わるなかで、流動性供給入札は弱めの結果となり、午後に下げ幅を広げる場面があった。

 財務省が実施した流動性供給(第438回)入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)は、応札倍率が2.82倍となり、前回(8月21日)の3.10倍を下回った。入札結果が明らかとなった午後、先物は一時136円62銭まで売られる場面があった。

 朝方の先物は買いが先行した。前日のニューヨーク市場では経済指標の発表を受けて利下げ観測が強まり、米長期金利は一時4%を下回る水準まで低下(債券価格は上昇)した。米債券高は円債相場にはサポート要因となった。円債市場においては、長期債は売られ金利が上昇した一方、20年債や30年債、40年債といった超長期債は買いが優勢となり金利は低下した。

 先物12月限は前営業日比18銭安の136円64銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント高い1.590%で推移。一時1.595%まで上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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