米外為市場サマリー:米利下げ観測強まり一時146円99銭まで軟化


 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円21銭前後と前日と比べて25銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円75銭前後と同30銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日に発表された8月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率は、前月比で0.4%と7月の0.2%から加速し、これを受けてドル円相場は一時148円17銭まで上伸した。ただ、食品とエネルギーを除くコアの前月比の上昇率は0.3%と7月と変わらず、市場予想とも一致したことで、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを妨げる内容ではないとの見方が広がるとともにドルは軟化。また、前週分の米新規失業保険申請件数が約4年ぶりの高水準となり、労働市場の減速懸念が強まったこともドルの重荷となった。米長期金利が低下したことも影響し、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いで146円99銭まで下押す場面があった。一方、この日に開かれた欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利の据え置きが決まり、ラガルドECB総裁が記者会見で利下げの休止継続を示唆したことからユーロが買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1734ドル前後と前日に比べて0.0040ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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