外為サマリー:日米財務相の共同声明を受け一時147円50銭台まで戻す


 12日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=147円34銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭強のドル安・円高となっている。

 11日発表の米8月消費者物価指数(CPI)は概ね市場の予想通りで、前週分の米新規失業保険申請件数が約4年ぶりの高水準となったことから、同日の米市場では16~17日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が一段と強まった。米長期金利が低下したことを受け、この日の東京市場では日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが先行した。ただ、日経平均株価の続伸で投資家のリスク選好姿勢が強まるなか、ドル円相場は下げ渋る動き。日米財務相の共同声明で「為替介入は為替レートの過度な変動に対処するためのものに限定する」との見解が表明され、円買い介入の制約になると受け止められたこともあり、午後2時00分すぎには147円55銭まで戻す場面があった。とはいえ、日本の3連休を前にしてドル買い・円売りは続かず、その後は再び軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1730ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=172円86銭前後と同7銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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