米外為市場サマリー:FOMCを受け荒い展開ながら一時147円00銭台に上伸


 17日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円99銭前後と前日と比べて50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=173円64銭前後と同20銭程度のユーロ安・円高だった。

 米連邦準備理事会(FRB)は17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想通り0.25%の利下げを決めた。あわせて公表されたFOMC参加者による政策金利見通し(ドットチャート)では、年内2回の会合(10月と12月)でも利下げするというシナリオが示された。市場ではFRBの政策スタンスが金融緩和に前向きなハト派に傾いていると受け止められ、ドル円相場は145円49銭と約2カ月ぶりのドル安・円高水準をつける場面があった。ただ、今回の会合で大幅利下げを主張したのが16日に就任したばかりのミラン理事だけだったことが分かると、米長期金利が上昇するとともにドル買いが流入。パウエルFRB議長が記者会見で今回の決定について「リスク管理のための利下げ」だったと述べ、金利を巡り急速に行動する必要はないとの考えを示したこともあり、ドル円相場は一時147円05銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1813ドル前後と前日に比べて0.0055ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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