明日の為替相場見通し=米PCEデフレーターの結果待ち


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日本時間26日夜に発表される8月の米個人消費支出(PCEデフレーター)を控えていることから大きく上下する展開は想定しにくい。予想レンジは1ドル=148円40銭~149円20銭。

 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が23日の講演でインフレ加速リスクに言及したことに続き、24日には米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁が追加利下げに慎重な見解を示した。今晩には米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁、ボウマンFRB副議長、バーFRB理事に発言機会があり、内容次第ではFRBによる大幅利下げを織り込む動きが一段と後退するとともにドルが買われそうだ。

 今晩には4~6月期の米実質国内総生産(GDP)確定値、8月の米耐久財受注、前週分の米新規失業保険申請件数、8月の米中古住宅販売件数が発表され、米景気減速が懸念されればドルが売られる可能性もあるが、米PCEデフレーターを見極めるまでは積極的に動きにくいだろう。また、あす朝に公表される東京都区部消費者物価指数(CPI)の結果を受け、日銀の追加利上げ観測が高まるかどうかにも注意しておきたい。

出所:MINKABU PRESS


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