米外為市場サマリー:FRB議長などの追加緩和慎重姿勢を背景に148円90銭台に上伸


 24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円90銭前後と前日と比べて1円25銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=174円78銭前後と同30銭強のユーロ高・円安だった。

 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が23日の講演で、「雇用の伸びの弱さが労働市場の健全性に対する懸念につながるなか、インフレが想定以上のペースで加速するリスクは継続している」などと述べ、追加緩和に慎重な姿勢を示したことがドルの支援材料となった。加えて、米商務省が24日に発表した8月の新築住宅販売件数が市場予想を上回ったことや、米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁が「積極的な追加利下げについて慎重な見解を示した」と英紙フィナンシャル・タイムズが報じたこともドル買いを後押し。米長期金利が上昇したことで日米金利差の拡大が意識されたこともあり、ドル円相場は一時148円92銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1738ドル前後と前日に比べて0.0080ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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