8日の株式相場見通し=強調展開も上値重いか、円安加速で思惑


 8日の東京株式市場は強弱観対立のなか、日経平均株価は強調展開も4万8000円大台近辺でもみ合う展開か。前日に日経平均は一時500円以上水準を切り上げる場面があったものの、午後の取引で値を消した。結局かろうじてプラス圏を維持して引けたとはいえ上値の重さが意識され始めた。高市新総裁誕生を好感する形でのリスクオン相場は足もとで一服した感もある。前日の欧州株市場では主要国の株価が高安まちまちとなり、総じて小動きで方向感を欠いた。フランスの不安定な政局がドイツなど他の欧州各国でも警戒されている。また、米国株市場でも上値追い一服商状となった。この日はNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに朝方こそ高く始まったが、その後はすぐに値を消す展開でいずれもマイナス圏で推移した。ここハイテク株を中心に短期間で大きく水準を切り上げてきたが、足もとで利益確定売り圧力が表面化している。米政府機関の一部閉鎖が長引くことに対する懸念もくすぶっており、積極的に買い向かう動きは限られた。個別では半導体関連株に値を下げる銘柄が目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反落した。ただ、労働市場の軟化を背景にFRBは今月28~29日に行われるFOMCで利下げに動くとの見方が支配的で、これが全体相場を支える拠りどころとなっている。東京市場では前日の取引時間中につけた高値まで直近4営業日で約4000円も水準を切り上げたことから、米国株が軟化したタイミングを横目に利食い急ぎの動きも出そうだ。外国為替市場では一段と円安が加速しており、これは輸出セクター中心にポジティブ材料だが、一方で超長期金利上昇などに対する警戒感も取り沙汰される可能性があり債券市場の動向にも神経質となりそうだ。

 7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比91ドル99セント安の4万6602ドル98セントと続落。ナスダック総合株価指数は同153.31ポイント安の2万2788.36だった。

 日程面では、きょうは8月の毎月勤労統計、8月の国際収支、9月の対外・対内証券売買契約、9月の景気ウォッチャー調査など。海外ではタイ中銀、ニュージーランド中銀が政策金利発表、FOMC議事要旨(9月16~17日開催分)など。中国(上海・深セン)市場、韓国市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS


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