午前:債券サマリー 先物続落、積極財政シナリオ意識 長期金利1.690%に上昇


 8日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続落した。自民党の高市早苗新総裁が首相に就任した場合、組閣人事で国民民主党の玉木雄一郎代表が財務相となるシナリオが市場参加者の間で意識され、積極的な財政政策が打ち出さることにより超長期債の需給が悪化するリスクが警戒された。

 外国為替市場では1ドル=152円台半ばまで円安が進行した。円安加速と国内でのインフレ圧力の高まりにより、日銀は利上げに迫られるとの一部の見方もあって、債券売りを促す要因となった。前日のニューヨーク市場で長期債相場は上昇(金利は低下)。米財務省による3年債入札が堅調な結果となり、米債相場をサポートする要因となった。米長期金利は4.12%に低下した。

 日銀はこの日、定例の国債買い入れオペを4本通告した。対象は「残存期間1年以下」と「同1年超3年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」の4本。オファー額は9月30日の公表通り、「同1年超3年以下」で従来から250億円減の3000億円、「同5年超10年以下」で450億円減の3050億円、「同10年超25年以下」で200億円減の1150億円に見直された。

 先物12月限は前営業日比20銭安の135円67銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント高の1.690%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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