明日の為替相場見通し=円安の持続力を見極め


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、自民党総裁選で高市早苗氏が選出されたことをきっかけとした円安がどこまで進むかを見極めることになりそうだ。予想レンジは1ドル=152円50銭~153円70銭。

 高市氏が積極財政や金融緩和を志向しているとの見方を背景に、拡張的な財政政策の思惑や日銀の追加利上げ観測の後退から円が売られやすくなっている。公明党との連立協議が難航するなか、首相指名が20日以降に遅れる公算と報じられており、政治空白の間隙を突いた円売りが続く可能性がある。

 ただ、高市氏の政策ブレーンとされる本田悦朗元内閣官房参与が6日の米ブルームバーグ通信とのインタビューで「1ドル=150円を超えたら、やや行き過ぎだろう」との認識を示し、加藤勝信財務相が7日の閣議後会見で「為替市場における過度な変動や無秩序な動きをしっかり見極めていく」と述べたことから通貨当局による為替介入が意識されやすい。急ピッチな円安進行で上値では利益確定やポジション調整の円買いが出やすいだろう。

 なお、日本時間今晩にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、ボウマンFRB副議長、バーFRB理事の講演が予定され、あす10日に高市氏と公明党の斉藤鉄夫代表が会談する見通しとなっている。

出所:MINKABU PRESS


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