14日の米株式市場の概況、NYダウ202ドル高 ナスダックは反落


 14日の米株式市場では、NYダウが前日比202.88ドル高の4万6270.46ドルと続伸した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、バランスシートの縮小を数カ月以内に停止する可能性について言及した。労働市場の見通しに対する発言から10月の追加利下げシナリオが意識され、株式相場をサポートした。一方、半導体関連株は売りが優勢となった。

 ウォルマート<WMT>とキャタピラー<CAT>が値を飛ばし、アメリカン・エキスプレス<AXP>やホーム・デポ<HD>が堅調推移。シティグループ<C>やウェルズ・ファーゴ<WFC>、バンク・オブ・アメリカ<BAC>が買われ、ポラリス<PII>やバックト・ホールディングス<BKKT>が急伸した。一方、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー<JPM>とゴールドマン・サックス・グループ<GS>が冴えない展開。セールスフォース<CRM>やオラクル<ORCL>が値を下げ、オリオン・エンジニアド・カーボンズ<OEC>が安い。
 
 ナスダック総合株価指数は172.91ポイント安の2万2521.70と反落した。エヌビディア<NVDA>やブロードコム<AVGO>、インテル<INTC>が株価水準を切り下げ、テスラ<TSLA>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>が軟調推移。コアウィーブ<CRWV>やマイクロストラテジー<MSTR>、ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>が下値を探り、クレド・テクノロジー・グループ・ホールディング<CRDO>が急落した。半面、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>がしっかり。ナビタス・セミコンダクター<NVTS>が大幅高となった。

出所:MINKABU PRESS


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