午前:債券サマリー 先物は小反落、長期金利1.650%で推移


 15日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は小反落。前日のニューヨーク市場では長期債相場が横ばい圏となり、国内政局の不透明感が台頭するなか、方向感を欠く展開となった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、バランスシートの縮小を数カ月以内に停止する可能性について触れた。講演内容は10月の利下げシナリオを意識させる内容にもなったが、米中対立を巡る警戒感が米国債の下値を支える格好となった。米長期金利は一時4%を下回る水準に低下(債券価格は上昇)したが、その後は売り圧力もあって、前週末と横ばいの4.03%で終了した。

 先物12月限は寄り付き後に一時136円22銭まで下落したが、下値を探る姿勢は限られ、プラスに転じる場面があった。先物は一時136円39銭まで上昇した。財務省はこの日、20年債入札を通告した。第194回債のクーポンは2.7%と、9月に入札を実施した第193回債の2.5%から切り上がった。積極財政政策の思惑で超長期債の需給環境が悪化するリスクが意識されているなか、20年債入札の結果に対しては一定の警戒感が広がっているもようだ。

 先物12月限は前営業日比2銭安の136円31銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント低い1.650%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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