午後:債券サマリー 先物は反発、10年CT債入札結果は強め


 21日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。前日の米債券高が支援材料となったほか、この日に財務省が実施した入札が強めの結果となったことが相場を押し上げた。

 来週28~29日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が根強く、20日の米長期金利が低下した流れが円債に波及。「自民党の高市早苗総裁は新内閣の財務相に片山さつき元地方創生担当相を充てる方針」と伝えられると、同氏は財務省出身であることから財政拡張の歯止め役になることを期待した買いが流入した。その後は伸び悩む場面もみられたが、10年クライメート・トランジション(CT)債入札の応札倍率が3.56倍になったことが分かると債券先物は上げ幅を拡大。午後の衆院本会議で高市氏が第104代首相に指名されたことを機に材料出尽くし感から日経平均株価の上げ幅が縮小したことや、一部で「日銀内では10月の利上げを急ぐ必要はないとの見方が広がっている」と報じられたことも債券買いにつながり、先物は大引け間際に一時136円22銭まで上伸した。

 先物12月限の終値は、前日比21銭高の136円14銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.015%低い1.655%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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